【古いビーズについて②】時を経たビーズたちの魅力
こんにちは。
SONOのアクセサリーを作っている人です。
先日、取り扱っている古いビーズたちについて、私の手元に来てくれるまでのお話を語る記事を書きましたが、
今日は続編です。
既にSONOのアクセサリーをお手元に迎えて下さった方には、お手元のビーズがますます深みあるものに見え、
これからお迎えいただくことを検討くださってる方には、写真から見えるビーズたちの魅力が伝わりやすくなるかと思います^^
さて、今回は、ビーズ一粒一粒の魅力について…^^
ショップページでも、お会いした方にもよくお伝えする、
時を経たゆえの、くすみ、まだら感、
昔の技術ゆえの不揃い感による魅力
について画像も交えて語ります。
さてさてこちらのグレーシルバーのビーズ↓↓
古いビーズの特性の良く出たビーズだと思います。
袋から出すと↓
さらに一粒ずつ離してみると↓↓
お分かりになりますでしょうか?
一粒ずつ縦の長さが違ったり、
カット面が乱れていたり、丸みを帯びていたり、
穴の大きさが違ったり、
黒っぽく変色してる部分があったり、
一つとして同じではないのです。
一粒一粒との出会いだなあと、思うのです。
これだけ見ていただいても、はてはて?それで?な感じだと思います。
このビーズをメインに縫い付けた耳飾り↓↓
集まるとこのようになります。
サークルを一周するだけでも、形、色合いが一定でないためリズム感が生まれ、味わいが増します。
もちろん、何も考えずに縫い付けていると、バランスが悪くなり妙な形や色バランスになったり、長さが合わなくて形が崩れたりします。
いろいろと考えながら縫い付けていって、最後に空いたスペースに
色あいも大きさもぴったり!のビーズを見つけると
まあまあ、ここに縫われるまで待っていたのね~♪
な気持ちになります。
高さを出すときも、一粒一粒ぴったりの居場所を見つけてあげながら、
会話するように縫っています。
私は古いビーズを選んで使用していますが、現代ビーズの技術も本当に素晴らしく、均等にそろったビーズもとても美しいのです。
特に日本のメーカーさんの工場技術、職人技術が素晴らしく、
それを用いてしか出来ない表現や美しさがあり、そんな作品や製品も素晴らしいものです。
私は、それらの美しさも知りながら、古いビーズの魅力に取りつかれたように、日々制作をしています。
きっと私の作業の性質と、自分の感じる美しさにぴったり合ったのでしょう。
これらの素材、ビーズ刺繍という技法に出会えたのは幸運だったと思います。
どれだけ作っても、まだまだ発見の連続です。
私にしかできない、アクセサリーの美しさや、日々に取り入れた時の気分の高揚、幸せ感をお届けしたいと思って、日々過ごしております。
今日も長々とお付き合いをいただきありがとうございました^^
きっとまた続くシリーズとなりそうです。
前回記事↓
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